地球温暖化阻止を声高に叫ぶ環境保護団体「ジャッカロープ」による空港爆破事件が発生した。さらにクリスマスイヴの夜、東京都内で都市機能を麻痺させる大停電が発生し、空港爆破事件と同様の犯行声明文が届いた。停電の原因は、何者かがマンホールから侵入して地下の送電ケーブルを爆破・切断したらしい。右京(水谷豊)は鑑識・米沢(六角精児)から、ケーブル切断の現場に落ちていた特徴的な腕時計が、警察庁によって持ち去られたことを聞かされる。犯人が残した貴重な証拠品をなぜ警視庁の上位組織である警察庁が…?
警察庁・官房室長の小野田(岸部一徳)に呼び出された右京は、瀬田法務大臣(渡哲也)の息子・和哉(渡邉邦門)を隠密裏に探して欲しいと依頼される。帝都大学・地球環境学研究科で准教授として勤務している和哉はクリスマス前に休暇をとって以来、連絡が取れなくなっているらしい。瀬田法務大臣といえば元弁護士で、民間登用組の大臣である。小野田によると、今回の停電の地下ケーブル切断現場で発見された腕時計は、瀬田大臣が和哉に贈った腕時計と同じ物だという。なぜそれが犯行現場に…? 調べによると和哉は学生時代に「ジャッカロープ」のメンバーとも面識があったらしい。そういった裏事情があって証拠品の腕時計が警察庁に持ち去られていたようだ。
さらに右京は小野田から法務省官房長補佐官・姉川聖子(田畑智子)という女性を紹介され、一緒に和哉を探し出すよう促される。姉川はキャリアで入省し8年目。とても優秀で瀬田大臣の信任を得ているという。その姉川は右京に、和哉が“テロリストではない”ことを証明しなくてはならないのだと話す。
さっそく右京は姉川とともに和哉の自宅や大学の研究室を調べ始める。右京はそこに残されていた物から、いくつかの疑問点と手がかりを見つけ出す。
はたして和哉はテログループの一員なのか? 環境問題に絡んだテロはなぜ実行されたのか? その驚愕の真相に右京が迫る! そして、次なるテロの舞台は豪華客船に…!